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回顧録 Numero 3. ~出発準備~


 さて、料理修業の為のイタリア行きを決意した私にとって、問題は山積007.gif
 
 いくつものハードルを越えなければなりませんでした…。

 
 まず、1ツ目は 仕事のパートナーでもある妻の同意。

 もちろん、これはすんなりOK006.gif

 というより、妻の協力なしでは、何一つ運びません。

 
 2ツ目は言葉の問題009.gif
 
 イタリアはもちろんイタリア語018.gif
 
 35年前の甲府で、イタリア語の先生を探す事が出来るのか…。

 しかし、コレがすんなり出逢えたのです003.gif
 
 甲府カトリック教会のT.A.神父様に週2回、1回2時間の授業を出発までの8ヵ月間、
 
 受けました。後にも、先にも、あんなに必死に勉強したことは、ありません。

 今でも本当に、感謝しています045.gif

 
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 その時のテキスト(スゴ!&笑)

 3ツ目は、資金065.gif

 自営とはいえ、独立して3年の私に余分な蓄えなど、あるはずがありません。

 当時は格安チケットは無く、1年間のオープンチケットで、正規料金¥625000
  
 それを2枚。

 2人分の滞在費を加えると、途方もない金額になってしまいます007.gif

 私は自分が立てた計画があまりにも大きすぎて、一瞬途方にくれてしまいました015.gif
 
 しかし、一たん決めた心は変えようがありません。

 イタリア・ローマへ、という思いが勝ち、私は取引先の銀行の営業部長に資金の

 100%借り入れを直訴し、なんとか調達しました041.gif

  
 4ツ目は、イタリアでの受け入れ先。

 料理を教えてくれるレストランを探さなければなりません。

 実は、イタリア行きを決心した直後、ローマの国立料理学校へ短期留学を

 打診したのですが、そういった制度が無いと断られてしまったのです007.gif

 正規チケットを購入したアリタリア航空のKさんが、ローマオフィスの

 日本人駐在員の方に、受け入れ先を探す様、話をつけてくれました。

 (正規チケットの威力はスゴイ045.gif)

 
 こうしてなんとか、4つの大きなハードルを飛び越えながら、

 まるで障害物競走のような1年が経ちました。

 最後に、ちょっとしたハードル、親戚一同の反対というオマケもついて、

 大きなスーツケースを携え

 ‘イタリア・ローマへ’いざ出発したのです003.gif

 

by miro_kiyosato1972 | 2010-06-04 15:13 | イタリア修業回顧録  

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