3545日記≠羽毛フトンの話
2013年 12月 14日
いよいよ毎日の氷点下が、当たり前になってきました。
冬の夜の快眠ツールは、ふっくらふくらんだ羽毛の掛けフトン。
軽くて、あたたかくて、手放せません。
というわけで(?)、初めて羽毛フトンに出会った時のお話を...。
1981年秋。
ミロ夫婦は、2度目の料理修行の為、イタリアへ渡りました。
ローマで予定の勉強を終え、 10月中旬、イタリア北部への研修旅行へ。
到着したのは、オーストリアと国境を接するドロミテ地方。
鉄道の終点、ボルツァーノ駅からバスで一時間余り、
垂直にそびえるドロミテ山塊のふもとの村、ノーヴァ・レヴァンテ。
雪の季節にはまだ早く、ふもとから頂上近くまで伸びる
スキーゴンドラの下は、まだ青々とした牧草地が広がっていました。
大きなカウベルを首から下げた牛が、のんびり草を噛み、
中には車道まで出て散歩(?)を楽しんでいる牛も見られました。
それまで見慣れた中世風の石造りの建物は、
木造のスキーロッジ風の建物にとってかわり、
今思い返すと、どことなく我が清里ににているような.....
県営牧場をそのまま村にしたような所でした。
その村の中心のホテルへチェックイン。
いざ部屋へ。
ひんやりしたベッドの上に、白い大きな風船のようなものが.....
よくよく見ると、掛けフトン。
次の日の早朝、ホテルの向かいのパン工場で見学をさせてもらう
約束をした私達は、夕食をすませると、早々にベッドへもぐり込みました。
しかし、いかにせん、フトン一枚では寒くないか、と一計を案じ
パジャマの上にセーターを着、靴下をはいて寝たのでした。
そして一時間程たったであろう頃、二人共目が覚めました。
暑いのです。
白い風船のような掛けフトンはお腹の上でさらにふくらみ、
その下で私達は、じっとり汗ばんでいました。
その後は、セーターと靴下を脱いで、ぐっすり!!
その風船のような掛けフトンの正体は、後になって知るところとなるのですが、
これが羽毛フトンとの出会いでした。
私たちは約束の午前4時に無事目覚め、向かいのパン工場へ。
2時間程、小規模ながら完璧に機械化されたパン工場で、
次々とパンが焼きあがるのを見学し、再び、風船の下へもぐり込んだのでした。
清里は昨日から、サラサラとした雪が降り、そして寒いです。
今頃あのノーヴァ・レヴァンテの村は、スキーヤーでにぎわっている事でしょう。
スキーで疲れた体をワインであたため、お腹いっぱいおいしい食事をして、
風船のような掛けフトンの下で、ぐっすり眠ることでしょう。
おやすみなさい、Buono Notte!!
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軽くて、あたたかくて、手放せません。
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垂直にそびえるドロミテ山塊のふもとの村、ノーヴァ・レヴァンテ。
雪の季節にはまだ早く、ふもとから頂上近くまで伸びる
スキーゴンドラの下は、まだ青々とした牧草地が広がっていました。
大きなカウベルを首から下げた牛が、のんびり草を噛み、
中には車道まで出て散歩(?)を楽しんでいる牛も見られました。
それまで見慣れた中世風の石造りの建物は、
木造のスキーロッジ風の建物にとってかわり、
今思い返すと、どことなく我が清里ににているような.....
県営牧場をそのまま村にしたような所でした。
その村の中心のホテルへチェックイン。
いざ部屋へ。
ひんやりしたベッドの上に、白い大きな風船のようなものが.....
よくよく見ると、掛けフトン。
次の日の早朝、ホテルの向かいのパン工場で見学をさせてもらう
約束をした私達は、夕食をすませると、早々にベッドへもぐり込みました。
しかし、いかにせん、フトン一枚では寒くないか、と一計を案じ
パジャマの上にセーターを着、靴下をはいて寝たのでした。
そして一時間程たったであろう頃、二人共目が覚めました。
暑いのです。
白い風船のような掛けフトンはお腹の上でさらにふくらみ、
その下で私達は、じっとり汗ばんでいました。
その後は、セーターと靴下を脱いで、ぐっすり!!
その風船のような掛けフトンの正体は、後になって知るところとなるのですが、
これが羽毛フトンとの出会いでした。
私たちは約束の午前4時に無事目覚め、向かいのパン工場へ。
2時間程、小規模ながら完璧に機械化されたパン工場で、
次々とパンが焼きあがるのを見学し、再び、風船の下へもぐり込んだのでした。
清里は昨日から、サラサラとした雪が降り、そして寒いです。
今頃あのノーヴァ・レヴァンテの村は、スキーヤーでにぎわっている事でしょう。
スキーで疲れた体をワインであたため、お腹いっぱいおいしい食事をして、
風船のような掛けフトンの下で、ぐっすり眠ることでしょう。
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by miro_kiyosato1972 | 2013-12-14 19:25 | 3545日記