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3545日記≠羽毛フトンの話

いよいよ毎日の氷点下が、当たり前になってきました。
冬の夜の快眠ツールは、ふっくらふくらんだ羽毛の掛けフトン。
軽くて、あたたかくて、手放せません。
というわけで(?)、初めて羽毛フトンに出会った時のお話を...。


1981年秋。
ミロ夫婦は、2度目の料理修行の為、イタリアへ渡りました。
ローマで予定の勉強を終え、 10月中旬、イタリア北部への研修旅行へ。

到着したのは、オーストリアと国境を接するドロミテ地方
鉄道の終点、ボルツァーノ駅からバスで一時間余り、
垂直にそびえるドロミテ山塊のふもとの村、ノーヴァ・レヴァンテ
雪の季節にはまだ早く、ふもとから頂上近くまで伸びる
スキーゴンドラの下は、まだ青々とした牧草地が広がっていました。
大きなカウベルを首から下げた牛が、のんびり草を噛み、
中には車道まで出て散歩(?)を楽しんでいる牛も見られました。
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それまで見慣れた中世風の石造りの建物は、
木造のスキーロッジ風の建物にとってかわり、
今思い返すと、どことなく我が清里ににているような.....
県営牧場をそのまま村にしたような所でした。

その村の中心のホテルへチェックイン。
いざ部屋へ。
ひんやりしたベッドの上に、白い大きな風船のようなものが.....
よくよく見ると、掛けフトン。

次の日の早朝、ホテルの向かいのパン工場で見学をさせてもらう
約束をした私達は、夕食をすませると、早々にベッドへもぐり込みました。
しかし、いかにせん、フトン一枚では寒くないか、と一計を案じ
パジャマの上にセーターを着、靴下をはいて寝たのでした。


そして一時間程たったであろう頃、二人共目が覚めました。
暑いのです。
白い風船のような掛けフトンはお腹の上でさらにふくらみ、
その下で私達は、じっとり汗ばんでいました。
その後は、セーターと靴下を脱いで、ぐっすり!!

その風船のような掛けフトンの正体は、後になって知るところとなるのですが、
これが羽毛フトンとの出会いでした。


私たちは約束の午前4時に無事目覚め、向かいのパン工場へ。
2時間程、小規模ながら完璧に機械化されたパン工場で、
次々とパンが焼きあがるのを見学し、再び、風船の下へもぐり込んだのでした。


清里は昨日から、サラサラとした雪が降り、そして寒いです。
今頃あのノーヴァ・レヴァンテの村は、スキーヤーでにぎわっている事でしょう。

スキーで疲れた体をワインであたため、お腹いっぱいおいしい食事をして、
風船のような掛けフトンの下で、ぐっすり眠ることでしょう。

おやすみなさい、Buono Notte!!



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by miro_kiyosato1972 | 2013-12-14 19:25 | 3545日記  

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